歴史を訪ねて
第2回
奈良・唐招提寺
2001年6月3日


鑑真和上坐像・御影堂障壁画・特別開閉(金堂平成大修理記念)
-期間は6月2日から10日まで-
唐招提寺 天平時代後期、天平宝字3年(759)i僧が戒律を学ぶための道場として創建されたもので、聖武天皇に請われて唐より来朝した南山律宗の高僧、鑑真和上によってその礎が築かれた。戒律とは、出家在家を問わず。仏教に帰依するものの守るべき生活の軌範です。広い境内には、国宝の金堂(修理中)や講堂をはじめ、インド風の戒壇校倉造の経蔵など、さまざまな建造物が点在している。鎌倉、江戸、明治に続いて現在4度目の平成大修理が行われている。奈良で火災や兵火による焼失もなく当時のままの伽藍として残っている唯一の寺。
鑑真和上
特別開閉・期間を延長し開催中
静かに瞑目し端座する姿の鑑真和上座像(国宝)は、奈良時代の肖像彫刻として最高の作品といわれています。
普段は拝観できませんが、毎年、この時期、短期間の開閉があります。2001年は大修理記念として開閉期間を
延長し「御影堂」で拝観ができます。御影堂では、東山画伯が12年をかけて書かれた鑑真和上のふるさと揚州の
景色を描いた襖絵が障壁画としてしつらえてあり見ることができます。鑑真和上は、仏の教えのため、多くの人々を救うためという強い決意をもって、12年間の歳月を費やして、度重なる難破ののち盲目の身となりながらも、身命を賭して苦労に苦労を重ねて渡来した鑑真和上の強い意志と慈愛に満ちた面ざしに会うとただただひざまつくだけです。

平成の大修理中の金堂(平成21年まで)
天平時代を代表する日本最大の天平建造物。
鑑真和上像(奈良市観光情報センターより)

唐招提寺南門 講堂・創建時に平城宮の東朝集殿を移築、
現存する唯一の天平宮宮殿建築で国宝。
鑑真和上の御廟
礼堂東室・学問僧の住居として鎌倉時代に建てられた 宝蔵・山内に襲蔵する文化財を保存 経蔵・日本最古の校倉造(正倉院より古い)
真和上坐像が端座している御影堂(普段は入れない) 御影堂の前庭・左近の梅に右近の橘 鎌倉建築の入母屋作の鼓楼(舎利殿)